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[用語解説]OFW

MWO申請|頻出用語の解説

POINT正式名称(英語)
Overseas Filipino Worker
正式名称(日本語)
海外出稼ぎ労働者
読み方
OFW
オーエフダブリュ

概要

OFWは、海外で就労するフィリピン人のことを指しています。いわゆる、フィリピン人海外出稼ぎ労働者のことです。政府は、移住労働者省(DMW)や海外雇用庁(POEA)、海外労働福祉庁(OWWA)といった専門官庁を設け、国をあげて海外就労を奨励しています。

マニラ国際空港には、海外出稼ぎ労働者が入出国する際に用いるための特別レーンが設けられています。海外出稼ぎ労働者であれば、この特別レーンを使うことでスムーズに入出国の手続きが行える特権が与えられています。クリスマスに一時帰国するOFWを大統領が自ら空港で出迎えるセレモニーもあるほか、貢献が大きい一部のOFWには「Bagong Bayani Award(現代英雄賞)」が国民栄誉賞として授与されなど、「Bagong Bayani(新たな英雄)」として扱われています。

OFW は海外で稼いだお金をフィリピンに送金することで、国内にいる家族を養っており、国の一大産業となっています。送金額は毎年1兆円を超える規模であり、地下銀行等の正式ではない部分も含めると2~3兆円程度になるのではないかと言われています。

GDPの約10%

OFWによる本国への送金額は、フィリピン全体のGDP(国内総生産)の約10%に相当しています。この送金は本国で暮らす家族の食品や医療、教育などの基本的需要を満たす役割を果たしており、フィリピン経済の重要な推進力となっている。

日本貿易振興機構JETROの発表 によると、2019年にOFWによるフィリピンへの送金額は350億7100万ドル (フィリピンGDPの9.8%に相当する) で、海外の労働者が自国に送金した金額ランキングでは世界第4位、ASEAN諸国の中では、2位(ベトナムの166億7900万ドル)と圧倒的な差を付けて1位でした。

POINTフィリピン国民の約10%がOFWとして海外で働いている(海外に住んでいる日本人は約1%なので、約10倍)

重要用語[用語解説]DMW(旧 POEA)
[用語解説]MWO(旧 POLO)
[用語解説]OEC
[用語解説]PRA
[用語解説]RA / RSA
[用語解説]JO / MR

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